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床が滑る原因は?

床が滑る原因は?
そもそもどうして床で滑り転倒してしまうのでしょうか。
まず考えられるのは物理的な要因です。
①汚れや異物によるもの
滑る物理的要因は床面と脚の間に水・空気・土砂・油脂成分などが入り込むことによって摩擦力が減り、滑りが発生するためです。滑りやすい床面でも乾燥状態であれば摩擦力はあるためさほど滑りません。特に浴場やプールなどは常に水が湛えられている状態のため、水垢や温泉成分の付着や苔などの付着がしやすくさらに滑りやすくなります。
②靴や床材によるもの
いつも運動靴の人が革靴(レザーソール)を履いた時、急に滑りやすくなって転んだりするのをよく聞きます。同じ床材でも靴底によって滑りやすさが変わります。合成ゴムやビニール底の靴底より摩擦力が少ないからです。靴の内部では靴下も素足に比べると意外と滑りやすいです。


御影石や大理石や磁器タイル、ウッドフロアのような水をはじく床材は、表面に水が溜まっている状態になり、摩擦力が失われ滑りやすくなります。逆にマットやカーペットの様に水が染み込むものは、あまり摩擦力が変わりません。しかしマットにも吸水力に限界があり大雨の際にマットごと滑ったという話をよく聞きます。油断は禁物ですのでご注意ください。
次に考えられるのが肉体的(フィジカル)要因です。

転倒の主な原因は、
①年をとり身体機能が低下してしまうことによる原因。
②病気や薬の影響により身体機能が弱ることによる原因。
③運動不足により身体機能が弱ることによる原因。
といわれています。
年を重ねると、いくつもの病気を抱え、何種類も薬を飲んでいるという人も少なくありません。高血圧の薬や睡眠薬でふらつく症状が出ることもあります。

①~③の原因、または複合の原因により過去1年間に転んだことがある人はその後1年間に再び転ぶリスクがおよそ5倍になるといわれています。
自分に転倒のリスクがあるかどうか、把握し対策することも大切です。
以上のような要因で転倒事故が日々起きている中で、当社では「それならば床を滑りにくくする」=「防滑施工」事業を展開しております。

高齢化社会が進む中、転びにくい環境づくりは今後大きく需要があると考えております。
店舗・病院・神社寺院・公共施設・・・不特定多数の人が往来するところに当社の滑り止め工事・防滑施工をおすすめいたします。


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